五輪関係の炎上に思うこと

最近オリンピックがらみやそこからの派生で色々と炎上事件が起きてますね。
個別の騒動についてそこまで詳細に知っているわけではないですが、なんとも気持ち悪さを感じています。

障がい者いじめだったり、人種差別や迫害を肯定するようなことは絶対的に悪だとは思います。それをネタにすることも、まあ褒められたことではないんでしょう。

じゃあ今回そういった過去の「過ち」を掘り出してきて’通報?し、炎上させることの目的って何だったんでしょうか。

仮に炎上した人たちが根っからの差別主義者で、オリンピックに絡む立場を利用して人々を悪の道に引き込もうとしていたのならそれは引きずりおろすべきだと思います。では彼らが差別的思想の持ち主だとして、それが今回の役割と全く関係なかった場合はどうなんでしょう。やっぱふさわしくない人、ということでやめさせるのが正しいんですかね。

更に本心では別に差別的な思いがあるわけではなく、ふざけてネタにしてしまっただけだとしたら。僕はもうこのレベルならごめんなさいして差別的意図はないことをちゃんと説明すれば続投でよいのでは、と思ってしまいます。
※実際今回の騒動がどのケースに当たるのかは知りませんが。

 

何が言いたいかというと、炎上させようと思って言葉狩りをする人たちが気持ち悪いってこと。
通報している人たちは過去一切不適切な発言をしないような聖人君子なのかと。いや、別にそうでなければ通報しちゃダメって話じゃないですが、少なくとも自分は匿名で安全なエリアから、相手に反論の機会を奪うような形で炎上させるのって僕は品がないと思います。

人権問題は特にセンシティブだから人事権やらキャスティング権を持った人たちからすれば、とりあえず切り離しておけば延焼のリスクは遮断できるし、やむを得ないのかもしれませんけど。でもね、どこかで線を引かないと本当に言葉狩り社会になっちゃうんじゃないかなと。そんな窮屈な世の中僕は嫌だなと思います。