食事と健康

健康に関する本や動画はたくさんありますね。
健康についていえば、「●●をすればすべての病気が良くなる!」とか、「▲▲がすべての不調の原因!」とか。特に食事に結びついて語られることが多いように思います。

どれも読んでみると説得力がありそうですが、すべての本に書かれていることを実行しようとすると、結局何も食べられなくなったり、明確に矛盾が生じてしまいそうです。

最近の個人的な健康意識の高まりからいくらか情報を摂取したので、簡単にまとめようと思います。

 

まずは小食を心掛ける

何を食べるかよりも、そもそも食べる量を減らしましょうという話です。
かなり売れた、「空腹こそ最強のクスリ」的な本の考え方です。体の中にたまる有害な物質(壊れたたんぱく質とか)を排出させるには、16時間くらい何も食べないことで起こる反応が有効という内容だったと思う。オートファジー、だっけな。
8時間寝るとして、前後4時間なにも食べない。前は比較的簡単だし多分できてます。問題は起きてからの4時間。9時くらいに起きるとしたら13時までなにも食べちゃダメということです。
何も考えないとおなかがすいて何か食べてしまうけど、これも意識すれば十分可能だと思います。毎日通勤してたりすると時間の調整が難しいケースもあるかもしれないけど。

小食を心掛ける理由はもう一つあります。それはそもそも食事中毒になってそうなこと。僕は食べるのが好きです。おいしいものを食べるのは生活の中の楽しみのかなり大きな部分を占めています。
それもあって「必要だから食べる」という範囲は確実に超えている。
例えばカロリーとか、糖質、脂質、塩分など、摂りすぎて有害なものはたくさんあるわけですが、食べる量が増えれば必然的に許容量をオーバーします。というか多少外食や買い食いしている人はほぼオーバーしてるでしょう。

歳を重ねるごとに基礎代謝は落ち、生活も変わる中で運動量も減り。いよいよ太ってきたのもあって小食からスタートなわけです。

 

積極的に食べたいもの

小食にするとして、何を食べるかです。
基本的には腸にいいもの。食物繊維が豊富だったり発酵食品だったり。腸内環境がメンタルや脳機能に影響があるような話も聞くのでおそらく大事なんでしょう。食物繊維は善玉菌のエサになるんだっけな。あと便通を良くして腸内に老廃物がたまらないようにすることも期待できるでしょう。

良質の油。脂質って必ずしも悪いものじゃないというか、むしろ体にとってめちゃくちゃ大事なんだそう。特に取りたい油はオリーブオイル、魚の脂、アマニ油など。

最後はタンパク質。人間の体の材料の多くはタンパク質だし、筋肉量はなるべく落としたくない。食事の話題からはそれるけど運動もするとなるとタンパク質は必須です。

 

なるべく避けたいもの

さっき良質な脂は必要と書きましたが、悪い油はむしろ減らすべきです。
ざっくりだけど悪いのは安い油、サラダ油、トランス脂肪酸(マーガリンとか)など。これは日常生活はもちろん外食産業でめっちゃ使われているわけです。これらは意識的に減らしていきたいところ。

それから食べたくない総本山は糖質。日常生活での糖質の量って、必要量という観点からするとバグってる。牛丼なんか食べた日にはもう1日の必要量というか許容量を軽くオーバーしちゃうわけです。完全に糖質を抜くのは難しいし、それはそれでメンタルにも良くない影響が出るそうですが、相当厳しく制限しないとすぐに摂りすぎになります。

 

比較的短期的に悪影響が顕在化するものや目に見えて病気の症状が出るものについては法律で制限されたりしますが、長期的に体を蝕むものや因果関係の証明が難しいけど実は害があるものって日常にはびこっているんだなぁと思います。

食べるものには気を付けて健康な心身を取り戻したいものです。